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「キユーピー3分クッキング」のこれまでの歴史を、
食文化の移り変わりと共に振り返ります。

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1960年代前半

1962

3分クッキング放送開始(CBC)

1963

3分クッキング放送開始(NTV)

3分クッキングから見える
食の風景

洋食が憧れの時代。学校給食にも洋食が登場し、子どもたちからのリクエストなどにより家庭料理に洋食が浸透していきました。

中華料理も人気に。肉団子や鶏の唐揚げは、できたてもおいしく、温め直しもきく便利な家庭料理として紹介。人気メニューに。(NTV)

パンや洋風ソースを使った、女性に好まれる洒落たレシピを紹介。お菓子も「子どもにできるフルーツゼリー」など、新たな発想を取り込みました。(CBC)

1963年1月21日放送(NTV)

「とんちゃん鍋」

放送第1回目のメニュー。当時の料理番組は「お客様用料理」を紹介することが多かった中で、家族で食べる「今晩のおかず」をテーマにした提案でした。肉が高価だったため、4人前200g程度。そのかわり野菜多めのレシピとなっています。

※画像は2003年1月21日の40周年時に再現して紹介したもの。
お肉の分量は当時の倍にアレンジしました。

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1960年代後半

1968
カラー放送になる(NTV 1968年/CBC 1970年)

レシピのポイントとして「色彩」の意識が芽生えていく

材料表記が5人前から4人前に(NTV)

単行本「3分クッキング」を発行 5万部を売り上げるヒットに(NTV)

1969

放送時間が5分から10分になる(NTV)

3分クッキングから見える
食の風景

生活の豊かさとともに家庭料理の幅も広がりつつありましたが、まだまだ高価な食材や入手が難しい調味料が多くありました。代替食材やそれらを使っておいしくする工夫などの知恵が求められるようになった時代です。

当時の番組資料には「毎日の献立に組み入れたいもの」にマトン、鯨肉がラインアップ。高価な牛肉の代わりにマトンは串揚げなどさまざまなメニューで登場。(NTV)

人気が出はじめた中華料理ですが、豆板醤はまだ入手が難しく、主にチキンスープを調味料に使用。「ビーフシチュー」ではドミグラスソースの代わりに赤ワイン、ケチャップなどを代用したレシピが紹介されました。(CBC)

1968年5月4日放送(NTV)

「かぶと型ハンバーグ」

安価なひき肉を使えて、ボリュームアップもしやすいハンバーグは当時の花形メニューでした。余った材料でシチューを紹介するなど、“使いまわし術”も提案!

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1970年代前半

1974
テキストブック「3分クッキング」を季刊誌として創刊
(CBC・NTV)

単行本のヒットを受け、「番組テキスト」として形をかえて出版
「テレビ+出版」の新しい試みとなった

3分クッキングから見える
食の風景

ファミリーレストランの普及、大手ハンバーガーチェーンの出店など、日本の外食文化が大きく変動しはじめた時代。対極的に和食への回帰が見られはじめます。しかし、核家族化が進み、作り方を教えてくれる母や姑がいないというケースも多く、基本的な和食の提案が多くなりました。

和食に重要な旬の食材。当時は流通網が発達しておらず、特に魚介類は地域差が大きい食材だったため、放送メニュー選びにはひと苦労でした。(NTV)

1972年3月2日放送(NTV)

「いかと大根の煮つけ」

サラリーマンが外食で脂っぽいものを食べていたので、「家では落ち着いて和食を食べたい」という家庭料理のニーズにこたえるメニューの1つでした。

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1970年代後半

1977
講師を囲み、視聴者座談会をたびたび開催(NTV)

視聴者の声を取り入れ、相互交流をはかるという、
当時としては新しい取り組みを実施

3分クッキングから見える
食の風景

飽食の時代を迎えます。日米通商交渉がはじまり、輸入牛肉が多く出回ります。63年に年間7,520gだった一世帯あたりの牛肉購入数量が、79年には9,425gにまで増加(総務省調査)。一方で「健康」に対する意識が高まり、「栄養バランス」に対して主婦の関心が高まってきた時代です。

当時の視聴者座談会では、牛乳のカルシウム、レバーのビタミンB1などの効能を紹介。(NTV)

輸入香辛料が購入しやすくなり、白こしょう、黒こしょうの使い分けや、バニラ、シナモンなどを紹介。(NTV)

1979年6月6日放送(CBC)

「輸入牛肉の和風煮込み」

「安いけれども硬い」と不評だった輸入牛肉を使った、時代を反映したメニュー。番組では、硬さや臭みを取り、やわらかく仕上げるコツを紹介しました。

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1980年代前半

1980

講師が宮本和秀氏に(CBC)
初代講師・宮本三郎氏の跡を継ぎ、現在まで最長講師歴を誇る

1983
レシピに栄養表記が加わる[エネルギー、たんぱく質、塩分量](NTV)

テキストが隔月発刊に(NTV)

3分クッキングから見える
食の風景

健康志向がさらに高まり、減塩醤油や低アルコールビールなどがヒット。
味のマイルドさが求められるように。輸入野菜が増加傾向になったのもこの時期。
新たな中国野菜が注目を集めます。

健康志向の高まりに合わせて野菜メニューが増えた。
ただし、これまでとは異なり、華やかでお洒落な野菜料理の提案を強化していった。(NTV)

1983年8月1日放送(NTV)

「チンゲンサイ(青梗菜)のかにあんかけ」

当時関心が高まっていた中国野菜の1つ、青梗菜を使ったメニュー。青梗菜が入手できない主婦のためにレタスでも作れるようにレシピを考案。かには冷凍や缶詰を使用して、「手軽なのに本格的に見せたい」というニーズにこたえた。

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1980年代後半

1986
「キユーピーホリデークッキング」として
土曜日も放送開始(CBC)

ロケやアウトドアセットも使用した、休日を盛り上げる料理を提案していた
(1987年9月まで放送し、その後は「キユーピー3分クッキング」と番組名を統一)

1980年代後半頃

セットを豪華にしたり、土曜日のアフタヌーンティー企画など、
バブル期を反映(NTV)

3分クッキングから見える
食の風景

バブル景気のはじまり。「グルメ」は流行語になり、イタリア料理が人気に。主婦の、新しい食文化への受容性が高く、番組でもこれまでにない食材の使用やメニューの提案が進んだ時期となりました。

当時まだ一般的ではなかった冷製パスタを「コールドスパゲティ」(1985年放送)として、いち早く紹介。(NTV)

ワインビネガー、黒オリーブ、オリーブオイルなど、イタリアの食材や調味料が登場。
五香粉、花椒塩、甜麺醤などの調味料もこの時期に登場し、その後頻繁に使用していくようになる。(CBC)

1987年7月27日放送(CBC)

「ラタトゥイユ」

初めてオリーブオイルが登場したメニュー。野菜を手軽にたくさん食べられ、見た目も、メニュー名も、当時はファッショナブルな一品でした。ただし、ズッキーニはまだ使用されておらず、きゅうりを使ったレシピになっています。(ズッキーニが食材として登場したのは、1990年代後半)

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1990年代前半

1993
キッチングッズ「大好きスプーン」発売(NTV)

料理の利便性のニーズが高まり、キッチングッズにも注目が集まる
「時間内に素早く、きれいに盛りつけられるサーバーがほしい」という、
番組スタッフのニーズから生まれた

3分クッキングから見える
食の風景

バブルが崩壊し、経済的なメニューが求められるように。「もつ鍋」という、庶民的な味が人気を集めたのも、この頃。不景気の折、家族での外食は減り、内食回帰へ。一方で、バブル期に外食で経験した食文化は根強く定着し、家庭料理に取り入れられていきます。

バブル崩壊以降、簡単で材料が少ないレシピが人気になり、1960年代頃と似たようなメニュー傾向が見られた。(NTV)

バブル期から続くエスニック料理ブームの流れは健在だった。番組でも「キムチ」、「アミの塩辛」、「ナンプラー」など、アジアの食材を使ったレシピが増加傾向に。(CBC)

1991年9月23日放送(CBC)

「タイ風ビーフンの炒め物」

ナンプラー、パクチーを使ったレシピ。ナンプラーは、「タイ特有の調味料。魚醤のひとつ」という解説をつけています。当時、冷凍、乾燥、缶詰などの形でタイ料理の材料が輸入されるようになり、入手しやすくなっていました。

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1990年代後半

3分クッキング放送1万回を迎える
(NTV 1995年/CBC 1998年)
1996
WEBサイトを開設(NTV)

その後、当時画期的だった放送動画配信もスタート

3分クッキングから見える
食の風景

バブル期に青春を謳歌した女性たちが主婦となり、「コマダム」と呼ばれ、独自のファッショナブルなスタイルを求めました。不景気にも負けず、「創造性」の高いメニューを自宅で楽しむようになります。また、官公庁や企業での週休二日制普及を背景に、学校でも月二回週五日制となる動きがありました。その流れを受けて、番組でも土曜日は少しだけ手間をかけながら料理をゆっくり楽しめる企画にしています。

酸辣湯麺、バーニャカウダといった、その後ブームになるメニューを家庭料理としていち早く提案したのがこの時期。(NTV)

1996年4月20日放送(NTV)

「ラムチョップのローズマリー焼き」

スタッフの中ではまだ少し早いのではという意見もあった中で取り上げたメニュー。当時、海外旅行や外食でハーブを知った主婦やOLが家庭でも取り入れたいというニーズに合い、視聴者から好評を博しました。

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2000年代

2002
DVD「キユーピー3分クッキング」を発売(NTV)

お菓子、おもてなしなど、さまざまな料理テーマに合わせた全11巻まで発売

番組40周年を記念して番組HPをリニューアル(CBC)

放送済みの料理レシピが検索可能に

2003
テキストを月刊化(NTV)

3分クッキングから見える
食の風景

女性の社会進出、世帯人数の減少が進み、家庭料理の「簡便性」がさらに求められていきます。中食(惣菜市場)は増加し、外食、内食は減少傾向に。 その一方で「スローフード」という言葉が広まり、食材に対する意識が高まります。当時の番組では内食離れに対応しつつ、改めて料理や食卓を囲むことの楽しさを伝えています。

平日の放送メニューには電子レンジを使用したアイデアレシピを紹介する一方で、土曜日には水餃子やニョッキを生地から作る方法を紹介するなどし、「料理の楽しさ」を改めて伝えていくようにした。(NTV)

「仲間とおいしく食べる」ことを改めて提案。2004年には「週末のおもてなし料理」と題した企画を放送。(CBC)

2000年8月14日放送(NTV)

「電子レンジハンバーグ」

電子レンジの普及率は9割を超えて家庭に定着した時代。温めるだけではなく、調理工程に活用するレシピを紹介。焼かずにジューシーにハンバーグを仕上げる工夫の入ったレシピでした。他にも、「栗むし羊羹」(2001年放送)など、電子レンジの意外なアレンジレシピが多く見られました。

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2010年代

3分クッキングが50周年を迎える
(CBC 2012年/NTV 2013年)

リアル店舗、南青山三丁目キッチンが、2013年2月から1年間の期間限定でオープン

番組HPをリニューアルし、スマートフォン対応に
(NTV 2014年/CBC 2018年)

NTVでは、過去の動画を「日テレオンデマンド」と「Hulu」で有料配信
Twitterアカウントを開設し、定期的に番組情報を配信(NTV 2016年/CBC 2018年)

2017

テキストを季刊から月刊化 書店売りもスタート(CBC)

3分クッキングから見える
食の風景

電子レンジ用のスチームケース、タジン鍋など、アイデア調理器具や新しい調味料など、さまざまなトレンドが生まれます。
「時短」という言葉が定着し、レシピの簡単化が進む一方で、若い女性を中心に料理教室が人気になるなど、料理をしっかり習いたいというニーズの高まりも見られました。食の安全にも注目が集まる時代に。

「クイック」「お手軽」「電子レンジ料理」というキーワードに注目が集まる一方で、「定番料理」へのニーズも共にあり、ただ「早くておいしい」だけでなく、「じっくりおいしい」料理をバランスよく取り入れています。(NTV)

加工の進化でフライパン料理の幅が広がり、手軽なフライパンメニューが人気に。例えば和食の基本「肉じゃが」も改めてフライパンのレシピで提案しました。(NTV)

2010年1月20日放送(NTV)

「えびチリギョーザ」

食べる調味料のヒットなど斬新な観点で食を楽しむようになった時代を受けて、新たな発想で定番を組み合わせたレシピが登場。この他に、ポテトサラダとハンバーグを組み合わせた「ポテサラハンバーグ」(2010年放送)なども!

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2020年代

2020

番組公式Instagram開設(NTV)

3分クッキングが60周年を迎える
(CBC 2022年/NTV 2023年)
2022
ご紹介するレシピの材料の基本が2人前に

家族形態の変化を考慮し、4人前から変更

毎週水曜日を「プラスエコの日」

料理の中で手軽に取り入れられる
「エコ」なレシピを番組で紹介

3分クッキングから見える
食の風景

SDGsという言葉が広く認知されるようになり、「フードロス」を削減するさまざまな取り組みが提唱されるなど、サステナブルな食生活が意識されるようになります。
さらに、新型コロナウイルスの流行をきっかけに在宅が増え、外に出る機会や運動する機会が減ったため、食における健康意識が大きく高まりました。
中食や内食の需要が高まる一方、夫婦のみの世帯、単身世帯が大きく増加し、3人以上で食卓を囲むという家庭は減少。レシピサイトに掲載されている材料の分量を目的の人数に合わせて変換してくれるアプリなども登場しています。

環境配慮への意識が高まり、”洗い物を減らす”という観点から、フライパン1つで作れて手間も減らせる「ワンパン料理」などを取り入れるようになる。(NTV)

健康志向の高まりとともに注目されるようになった食材、 「オートミール」などを使ったヘルシーなレシピをご紹介。 (CBC)

2022年12月7日放送(CBC)

ベジブロスのオニオングラタンスープ

「プラスエコ」の第1回目として、野菜くずからだしをとったベジブロスで作るオニオングラタンスープが登場。
普段から調理で出る野菜くずを捨てずに活用する方法をご紹介しました。

2022年12月7日放送(NTV)

大根と鶏手羽のみそ鍋

「プラスエコ」なアイデアを取り入れた鍋料理をご紹介。
甘みのある大根の皮はむかずに使えば、おいしく食べられ、ゴミも削減できます。さらに、薄切りにすれば火が早く通り省エネに役立ちます。
さらに鍋で余った食材をおいしく活用できる副菜のレシピも併せて紹介します。

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