サステナビリティトピックス トップ 品質へのこだわりを貫いた環境にやさしいドレッシングボトル
品質へのこだわりを貫いた環境にやさしいドレッシングボトル

品質へのこだわりを貫いた
環境にやさしいドレッシングボトル

私たちの暮らしに欠かせない素材の一つがプラスチックです。食品や飲料、化粧品などの容器、家電や車といったさまざまな身の回りのものにプラスチックが多く使用されています。プラスチックは形を変えやすく保存性に優れ、軽くて壊れにくいといった利点がある反面、大量に消費されることで地球環境に大きな影響を与えています。

2023年秋からキユーピーグループ商品では初めて、キユーピー テイスティドレッシングシリーズと機能性表示食品 ドレッシングのボトルを再生プラスチック100%※1に切り替えます※2。食品容器に再生プラスチックを100%使用するにあたっての課題を乗り越え、検討から5年をかけて実現した4名の社員に話を聞きました。 ※1 本記事内の「再生プラスチック」とは、主に清涼飲料水用のPET(ポリエチレンテレフタレート)ボトルを回収し再資源化したものです。今回の切り替えでは、ドレッシングボトルのみ「再生プラスチック」を100%使用します(キャップ、中栓、ラベルフィルムを除く)。 ※2 2023年8月上旬から順次出荷予定

田頭 祐介
キユーピー 経営推進本部 サステナビリティ推進部 環境チーム
加藤 豊美
キユーピー 経営推進本部 サステナビリティ推進部 環境チーム
木川 敦史
キユーピー 研究開発本部 技術ソリューション研究所 加工・包装研究部 包材開発チーム
松岡 祥郎
キユーピー 生産本部 原資材調達部 資材課

キユーピーグループの行動規範「品質第一主義」を貫いた、
再生プラスチック100%使用ボトルへのチャレンジ

田頭「プラスチックの存在自体が悪いというわけではありません。私たちの生活になくてはならない非常に優れた素材です。ただし、貴重な資源として大切に使う必要があります。プラスチックは石油由来なので新たに作り続けると石油資源の枯渇につながり、さらに使用後に焼却されることにより二酸化炭素を排出し、地球温暖化の要因にもなっています。
キユーピーグループではプラスチックの有用性を食品の容器包装に生かしながら、持続可能な道筋を模索し続けています。2023年秋から出荷を開始するキユーピー テイスティドレッシングシリーズ、機能性表示ドレッシングのボトルを再生プラスチック100%に切り替えることが決まり、一歩ずつ着実に持続可能な道を歩んでいることを実感しています」

主に清涼飲料水用のペットボトルを回収し、
資源化した再生プラスチックを使用

加藤「当社は、2030年にプラスチック排出量削減率30%以上(2018年度比)という目標を設定しています。チャレンジングな目標ですが、『できることから始めよう』と工夫を続けています。まずは2021年にテイスティドレッシングシリーズにおいて再生プラスチックを30%使用したボトルを採用し、このステップを経ることで再生プラスチック100%使用の実現が見えてきました。もちろん、その過程には多くの課題もありました」

キユーピー サステナビリティ推進部 加藤 豊美
キユーピー サステナビリティ推進部 
加藤 豊美

木川「再生プラスチックを100%使用したボトルに変更することで、中身の品質保持や耐圧性といった食品容器としての機能に問題が起きないか繰り返し検証しました。
また、再生プラスチックを使用すると、ボトルの外観色がくすんでしまいます。食品は『見た目』への配慮も重要です。飲料だとペットボトル自体の厚みが薄いため色が目立たず気づかないことが多いのですが、ドレッシングでも手に取った時に気にならないか、社内での検証を丁寧に行いました。そして、最も難しいのは衛生面の担保です。関係部署や資材メーカーなどとも検討しながら、安全・安心と胸を張れる容器を作り上げていきました」

キユーピーグループの行動規範「品質第一主義」を貫いた、再生プラスチック100%使用容器へのチャレンジ

キユーピーグループには「品質第一主義」という考え方が根付いています。お客様においしさをお届けする上で、品質を最優先に安全・安心なものづくりを行うというものです。
実験や検証を繰り返し、一つずつ課題を解決することで、確実に自信をもって商品を提供できるよう取り組んでいます。
さらに、当社ではおいしさとともに、ユーザビリティ(利便性)を大切にしたものづくりを行うために、ユニバーサルデザインの考え方を適用しています。

木川「一般的なユニバーサルデザインでは7項目を基本原則として、できるだけ多くの人にわかりやすく使いやすいデザインにします。当社グループでは、さらに『人体に危害を加えない』『環境に配慮している』『利便性に優れている』という3項目を加えた『キユーピーのユニバーサルデザイン原則』を20年以上前に定めました。こうした意識や活動の蓄積が今回の取り組みに結びついたと確信しています」

キユーピー 研究開発本部 木川 敦史
キユーピー 研究開発本部 
木川 敦史

松岡「原料となる高品質の再生プラスチックを継続して調達するためには、納品してくださるお取引先とのパートナーシップが重要です。衛生面や機能面などの確認をしつつ、お互いの品質への考え方や想いを理解・共有するために意見交換を繰り返し、地道にやりとりを進めました。当社の想いを大切にして取り組んでくださり、かつ安定的に供給していただけるよう、良好なパートナーシップを育むことに多くの時間を費やしました。この地道なステップは欠かせなかったと感じています」

キユーピー 生産本部 松岡 祥郎
キユーピー 生産本部 
松岡 祥郎

お客様にとっても地球環境にとってもやさしい商品でありたい

加藤「再生プラスチック100%使用のドレッシングボトルは、お客様への直接的なメリットにはつながらないかもしれません。しかし、レジ袋の有料化や紙製ストローの普及など、お客様の生活の中でプラスチックに対する意識は変化してきていると実感しています。環境への配慮の意識が根付いていく中、今回の取り組みは、お客様が商品を選ぶ理由の一つとしてご提供できる価値であると考えています」

お客様にとっても地球環境にとってもやさしい商品でありたい

木川「食品容器は日々使用するものですから、使いやすさも重要です。そう考えたとき、食品のおいしさを保ち、安全・安心で利便性に優れた容器が環境にも配慮していれば、お客様にとっても地球環境にとってもやさしい商品になると実感しています。私は、今回の取り組みの経験を生かし、その実現をめざしていきたいです」

プラスチックにおける循環型社会を実現し、
子どもたちに持続可能な地球環境を残したい

田頭「食品容器における再生プラスチックの使用は入り口に過ぎません。当社の目標は、飲料用ペットボトルの『ボトルtoボトル』のように、ドレッシングボトルを回収し新たなドレッシングボトルに再生する循環の仕組みづくりです。ドレッシングは油や香辛料などを使うのでボトルに油や香りが残りやすく、回収・再生には課題が多くあります。回収のルールづくりやラベル表記など、クリアすべき法的な問題もあり、一企業では解決が難しいことも少なくありません。業界全体でお客様とも協力して取り組む必要があると考えています。
今、小さな一歩として、キユーピーグループ従業員が家庭で使用したドレッシングボトルを会社で回収する試みも進めています」

キユーピー サステナビリティ推進部 田頭 祐介
キユーピー サステナビリティ推進部 
田頭 祐介

松岡「再生プラスチックを多くの業界で使用するようになると、今後はますます需要が増加して入手困難になって行くことが予想されます。しかし、そうしたリスクと向き合いながらチャレンジし続けることで、新しい未来が切り拓けると考えています。チャレンジは新たな気づきももたらします。すべての容器において循環の仕組みができたらもっと良い世界になると信じて、日々取り組んでいます」

加藤「キユーピーは再生プラスチック使用以外にも容器包装の軽量化・簡略化、環境負荷が少ない素材への変更などの取り組みも進めています。子どもたちに持続可能な地球環境を残していくために、自然の恵みに感謝し、限りある資源を大切にすることで、環境にやさしい会社をめざしていきたいと考えています」

2023年7月公開※内容、所属、役職等は公開時のものです

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