サステナビリティトピックス トップ ベビーフードの開発に見る、働き方の変化がもたらす価値
ベビーフードの開発に見る、働き方の変化がもたらす価値

ベビーフードの開発に見る、働き方の変化がもたらす価値

子どもの健やかな成長には「食」が大きな役割を果たしますが、おいしくて健康に配慮した食事を毎日準備するのは大変です。特に離乳食づくりは、月齢に合った具材の大きさややわらかさなどに気を配るので、「これでいいのかな」という不安も大きいかもしれません。
キユーピーグループでは多様な働き方ができる制度を整えることで、ライフステージや生活状況がさまざまな従業員が働くようになってきています。
子育て中の従業員もその一例です。経験や学びから得た気づきや暮らしへの理解を持ち寄って、ベビーフードの開発にも生かしています。
今回は、ベビーフードの開発担当者と働く環境の整備に取り組む労務担当者に、仕事に寄せる想いを聞きました。

渡辺 貴之
キユーピー 研究開発本部 食創造研究所 市販用開発部 育児・高齢者食チーム
三島 尚子
キユーピー 研究開発本部 食創造研究所 市販用開発部 育児・高齢者食チーム
関 希実 
キユーピー 人事本部 労務部一課

子育ての悩みに寄り添い、「責任を分担できる存在」になるために

子育ての多くの悩みの中でも、食事は不安や負担を感じる人が多くいらっしゃいます。キユーピーは赤ちゃんや育児をされている方々の笑顔を増やしたい、子育て世代のサポーターになりたいという想いでベビーフード商品をお届けしています。

三島「離乳食は育児の大きな悩みの一つです。私自身も子どもを2人育てていますが、社内の育児経験者にヒアリングをすると、離乳食に対するさまざまな不安や負担があるとわかりました。私たちが作るベビーフードで、そんな育児に対する悩みを軽減したいと考えています」

赤ちゃんが口にするものですからご家族はさまざまな配慮をされますし、市販のベビーフードに対して材料の安全性や栄養といった面で疑問を持つこともあると思います。さらに、自分の手作りではないことに負い目を感じるという声を聞くこともあります。

三島「市販のベビーフードを使うことは『手抜き』ではなく、『手間抜き』だと思っています。手間を減らすことで、お子さんと向き合う時間やご自身のための時間をつくれます。ベビーフードを安心して使っていただけるように、原材料についてやどのように作られているかを伝えることが必要だと考えました。そこで、オンラインの離乳食教室を開催し、少しでも不安や疑問を解消していただけるような機会をつくっています。こうした取り組みを通じて私たちのベビーフードへの理解を深めて安心してお使いいただき、大切な『時間』をつくっていただければうれしく思います」

キユーピー 研究開発本部 三島 尚子
キユーピー 研究開発本部 
三島 尚子

育児をサポートしたいという想いは、他にも商品にさまざまな形で反映されています。

渡辺「主食とおかずの2つのカップがセットになった『キユーピー にこにこボックス』は、電子レンジ加熱可能な容器のため、温める場合もお皿に移す必要がなく後片付けが簡単です。また、温めずにそのままでも食べられるので外出時などにも便利です。さらに外箱は、片手で2カップを安定して持てるトレーとして使えるとともに、動物のパペットに変身する仕様になっています。食べることに飽きてしまった赤ちゃんに少しでも食べてもらえるよう一生懸命機嫌をとる…という経験は私もあるのですが、そんな時にこのパペットで楽しい食卓になればと思います。また、パペットの動きで『もぐもぐ』『かみかみ』とかむことを促すのに役立てていただけます。こうした商品への工夫は、毎日の暮らしの観察や自身の経験、社内の経験者との会話がヒントになることがありますね」

キユーピー 研究開発本部 渡辺 貴之
キユーピー 研究開発本部 
渡辺 貴之

三島「1歳の双子のお母さんから『キユーピーのおかげでここまで大きくなりました。助けられました』というお子さんの写真が添えられたお手紙をいただきました。ワンオペでの育児が続くなか、作った離乳食をなかなか食べてくれず辛かった時、思い切ってキユーピーのベビーフードをあげたらすごくパクパク食べてくれたそうです。お母さんの不安な気持ちを少しでも軽くできたのかなと思い、非常にやりがいを感じました」

渡辺「子育ての責任の一部を任されるような存在でありたいと考えています。例えば、自分の作った離乳食を子どもが食べてくれなかった時は、かなりショックですし、せっかく作ったのに・・・と思ってしまいます。でも、キユーピーのベビーフードを食べてくれなかったら、それはもうキユーピーの責任です。『このベビーフードは口に合わなかったんだな』と気楽に思って欲しい。こうやって責任を分けて欲しいんです。
安心して責任を分担させてもらえる存在になれるように、商品として、企業として、どうあるべきかをこれからも追求していきたいと考えています」

働き方を考えることは、よいものづくりにつながる

キユーピーではさまざまな経験とそこから育まれる知識や想いを持ったメンバーがアイデアを出し合いながら、商品開発を行っています。ベビーフードはその一例です。お客様の暮らしを深く理解した付加価値の高い商品を提供し続けるためには、私たち自身が多様な視点を持った集団であること、そんなメンバーが活躍し成長できる環境であることが重要です。

「一人ひとりが自分らしさを発揮して働ける環境を整えることが私の使命と考えています。コアタイムのないフレックスタイム制、在宅勤務、サテライトオフィスの整備、時間単位で有給休暇が取得できる時間有給休暇など、さまざまな制度の充実を図ってきました。従業員各人が業務内容や状況に応じて仕事の時間と場所を選べれば、仕事に集中し最大限の成果を得られるようになると考えています」

キユーピー 人事本部 関 希実
キユーピー 人事本部 
関 希実

三島「子どもがいると、子どもの体調やさまざまな都合で変則的なスケジュールで仕事をしたいときがあります。フレックスタイム制や時間有給休暇によって業務と育児のバランスを保ちながら、今は非常にフレキシブルに働けているという実感があります」

渡辺「子育てに限らず、自分自身のスキルアップのための勉強会や交流会、または通院など、業務以外に時間を使いたいときもあります。業務内容にもよりますが、それが実現できる環境になってきたと感じています。『ワークライフバランス』という言葉もありますが、私は“ライフ”の中に“ワーク”があると思っています。ライフが充実していないとワークへの影響が大きいと思いますので、ライフの充実はいい仕事をしていく上で重要なことだと考えています」

仕事以外での経験や各人に合った働き方が業務の成果を高め、その成果を元に制度の充実がさらに進むというサイクルが生まれていきます。

「人生の中でその時期でしか経験できないことも多くあります。“あの時やればよかった”という後悔がないように、その人の『人生を豊かにする時間』をしっかりと経験してほしい。人生の喜びを感じる機会を少しでも従業員に増やしてほしいと思っています。そこで感じた喜びは日々のエネルギーとなり、自然と仕事のパフォーマンス向上にもつながると思っています」

渡辺「私たち自身の風土づくりももっと必要だと感じています。従業員が自ら興味をもってチャレンジすることが新たな気づきや発見につながり、多様性の理解が進むのではないかと思っています」

従業員各人がこれまでとは違う働き方を経験したり、それに挑戦している人に接したりすることで、同じ会社のメンバーでもさまざまな事情や考え方があることへの理解が深まる、社会にはいろんな視点があることを実感するなどにつながり、その結果、社会によりよい商品を提供していけるのではないかと考えます。

「会社にはいろいろな事情や夢を持った従業員がいます。現在の制度に対する従業員の声や知見をもとに、制度をより充実し、キユーピーグループの従業員が喜びや幸せを感じながら、それぞれのライフスタイルに合わせた働き方ができる環境を作り続けたいです。そのような働き方を私たちが実践していくことが社会にもいい影響を与えられると考えています」

2023年9月公開※内容、所属、役職等は公開時のものです

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