赤ちゃんとお出かけする時の離乳食は、ちょっとした”コツ”で、ぐっと楽しくなります。
先輩ママが実践している工夫や、食育料理研究家 相澤先生のアドバイスを紹介します。
具体的な食事のコツを
先輩ママに聞きました!
(2017年 キユーピー ベビーサイトアンケートより)
- 場所選び
- ゆったり落ち着く
場所で! -
●なるべく落ち着いて食べられるところで、お腹が空きすぎる前にあげるようにしています。
●おうちと同じようにママの顔と向き合う形で、落ち着いて食事ができるように気をつけています。
-
先生のアドバイス
赤ちゃんは周りが気になって、食事に集中できない場合があるので、場所選びは大切ですね。外に出ることが刺激になって、いつもよりパクパク食べてもらえることもあるので、ゆったり笑顔でいられる場所を見つけてお出かけしてみてください。
- タイミング
- おうちの食事と時間帯を
合わせよう! -
●おうちで離乳食をあげる時間となるべく同じ時間になるようにしています。
●赤ちゃんの空腹のタイミングに合わせることが一番重要だと思います。その時にあげないとぐずって食べなかったり、眠くなってしまうので。
-
先生のアドバイス
おいしく食事するポイントは、赤ちゃんの「食べたい」気持ちを大事にすること。無理強いは禁物です。おうちで食べる時と時間帯を合わせて、しっかりお腹をすかせれば、外出先でもスムーズに、楽しく食べられますよ。
- 食事選び:いつもの味
- 食べ慣れた味が
安心 -
●子どもが気に入る味かどうか、自宅でベビーフードをあげてみて外出先に持っていくかどうか決めています。
●子どもの食べ慣れた食べ物を持っていきます。
-
先生のアドバイス
初めて食べる食材は、体調を崩す可能性があるので、外出先では慣れたメニューが安心です。お出かけの前に、必ずおうちで一さじずつ、赤ちゃんの様子を見ながら食べる練習をしてみてください。
- 食事選び:衛生面
- お出かけには
ベビーフード -
●食中毒の心配があるので、外食や友達のおうち、急な実家での食事の時はベビーフードを持参するようにしています。
-
先生のアドバイス
外出先ですぐに冷蔵庫に保管できない場合は、ベビーフードを利用すると、衛生面でも安心です。持ち運びしやすく、簡単に食べやすいものはとても便利ですね。
- 食事グッズ
- おうちで慣れた
スプーンを! -
●レストランなどのスプーンは大きめでこぼれやすいので、おうちで使い慣れたスプーンを持参しています。
●使い捨てスタイが便利だと思います。その場で捨てられるし、かさばらないので。
-
先生のアドバイス
赤ちゃんのお口はデリケートなので、スプーンの感触の違いで食べたくなくなることも。いつものスプーンを持っていくとよいですね。普段使っている食器やカトラリーを見せると、安心できて食事に集中できる効果もあります。
- コミュニケーション
- 親子一緒に
楽しく -
●楽しく食べることができるように声かけをして雰囲気づくりをします。
●なるべく一緒に食べるようにしてます。大人が食べてると自分も食べたくなるみたいです。
-
先生のアドバイス
楽しく食べることは何より大切です。向かい合って赤ちゃんの表情を見ながら一緒に食事ができるとよいですね。栄養バランスも大事ですが、それよりも心の栄養がもっと大事。「おいしいねー」と楽しく食べる経験は赤ちゃんの食べる意欲につながります。
赤ちゃんとの食事は、リラックスして楽しく!
食はあまりガチガチにならず、おおらかに考えてほしいな、と思います。大人でも毎食を一から全て手作りで用意するのは大変なこと。赤ちゃんの離乳食も、お出かけの際は市販のベビーフードやおやつを活用して、無理なくたのしむ工夫をしてみてください。
赤ちゃんの離乳食は固さと形状がとても大事。好みや月齢によっては、ちょっとした固さの違いで食べないことも。そんな時、参考になるのがベビーフードです。多くの食材が使用されているので、多彩な味に慣れる練習にもなります。
親子で一緒に食べる経験が、赤ちゃんの味覚を形成する一歩につながります。
相澤 菜穂子先生
管理栄養士/食育料理研究家 東京家政大学非常勤講師(小児栄養)