原材料などに関するQ&A

増粘剤は、ドレッシングに粘度を付け、野菜に絡みやすくするために使用しています。
主な増粘剤であるキサンタンガムは、とうもろこし等から作られています。

香辛料から抽出や蒸留により得られたものです。香辛料に比べて少量で風味をいかせるのが特長です。

ステビアという植物からとった甘味料です。砂糖の200～300倍の甘さをもちます。そのため、使用量が少なくて済み、カロリーを抑えながら、風味を付けることができます。主にドレッシングなどに使用しています。

ペクチンとは、果実、野菜等に含まれる食物繊維の一種で、果実等から抽出し、精製して作ります。ペクチンは、糖類と酸を適量に混合して加熱するとゼリー状に固まる性質を持っており、ジャム特有のほど良いゼリー状態を作るために使用しています。

酸味料（主にクエン酸）は、かんきつ類などに含まれる酸の一種で、爽快な酸味を有します。主に、砂糖・糖蜜・澱粉等を発酵させてつくります。ジャムをゼリー状に固める際、ペクチンと糖類および酸が大きな役割を果たしますので、使用している原料果実が持っている酸だけではたりない場合に加えます。これら3つが、バランス良く組み合わさることによって、とろっとしたおいしいジャムが出来上がります。

動植物由来のたん白質を加水分解したもので、アミノ酸を主成分とします。うま味、コクの付与など、味付けの目的で使用しています。
その中で、卵たん白加水分解物は、卵由来のたん白質を加水分解したものです。

酢酸から化学合成されるカロリーゼロの甘味料です。砂糖の200倍の甘さをもちます。そのため、使用量が少なくて済み、カロリーを抑えながら、甘みを付けることができます。 　

植物性ステロールは植物の細胞を構成する成分の1つで、広く植物に含まれています。特に豆類や穀類の胚芽に多く含まれています。キユーピーディフェに配合しています。

大豆や菜種などの種子から植物油を搾油、精製する工程中で取り出されます。それを更に精製して使用しています。植物性ステロールは食品添加物として許可されていますので、安全性は証明されています。

マヨネーズの基本となる原料は、卵、植物油、酢の3つ。このほか、調味料や香辛料が含まれます。

マヨネーズに使用できる原料は、食品表示基準で厳しく決められています。着色料、保存料、増粘剤などは一切使用できません。

マヨネーズの原料の卵は鮮度の良さはもちろん、鶏の餌から衛生面に関することまで指定農場と相談し、定期的に確認しています。厳しい鮮度管理のもとで割卵された鮮度のいい卵を使用しています。

キユーピーマヨネーズには、リンゴ果汁やモルトなどの原料から当社グループ会社で醸造したマヨネーズ専用酢を使用しています。お酢はマヨネーズになくてはならない原料の1つでマヨネーズの酸味の決め手であると同時に、細菌の繁殖を抑え、防腐作用を高める働きもしています。

キユーピーマヨネーズは、菜種油や大豆油などをブレンドして使用しています。使用する植物油は「キユーピースペック」と呼ばれる厳しい基準に基づいて、品質、製造工程までをチェックしています。

マヨネーズ等に使っている植物油は主に菜種油、大豆油です。キユーピーでは製油会社から油を購入していますが、特に分別流通した原料から搾油したものと指定はしていません。
植物油は、原料由来のＤＮＡ及びたん白質が精製工程で除去・分解されるので、遺伝子組換え食品の表示義務対象ではありません。

独自製法により卵からコレステロールを取り除いた原料です。

マヨネーズは殺菌力のある酢と、食塩などを含んでいるため強い防腐作用があります。たとえばマヨネーズに病原菌を試験的に添加しても、24時間以内に死滅してしまうほどです。
この殺菌力でマヨネーズは腐敗から守られているのです。
しかし、野菜や肉・魚と一緒に調理すると素材の水分でマヨネーズの防腐効果は弱まります。調理後は低温で保存しなるべくお早めにお召しあがりください。 　

キユーピー商品に使用している卵黄は、割卵機とよばれる機械で卵から分離したもので、ご家庭で卵の殻を使って卵黄と卵白を分ける方法と同じレベルで卵白が含まれます。

卵アレルギーの方は、上記内容をご理解いただいたうえでご判断ください。

マヨネーズなどに使用している鶏卵や、加工食品などに使用している鶏肉は加熱などの適切な殺菌を行っており、商品の安全性には全く問題ございません。安心して召しあがってください。

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※殺菌について
原料に使用する卵（殻付き卵）は殻ごと次亜塩素酸ナトリウム（水道水の殺菌に使われているもの）で洗浄し、付着した細菌やウイルスを殺菌（不活化）しています。割卵された卵（液卵）や卵加工品および鶏肉加工品は全て、国が定めたサルモネラを死滅させる殺菌条件を満足する加熱をしています。
鳥インフルエンザウイルスはサルモネラよりも熱に弱いとされています。万が一、鳥インフルエンザウイルスが存在しても加熱殺菌により死滅（不活化）します。

「農産加工品の美味しさは、その原料によって7割が決まる」の信念の下、果物ごとに世界中の適性な産地の原料を使用しています。技術者が産地に赴き、栽培から収穫までの指導を行ない、より良い原料を調達しています。収穫した原料は冷凍して持ち帰り、国内の工場でのジャム製造に用いています。

ジャムの原材料の果物は、自社、または外部検査機関を活用し、残留農薬の検査を実施し、日本で定められている基準の範囲内であり安全であることを確認しております。

Q.輸入原料は、どのような管理をしているのですか。
A.キユーピーグループでは、「良い商品は良い原料から」の創業以来の精神に基づき、それぞれの商品にもっとも適した原料を信頼できる国内外の原料メーカーより調達しています。
原料監査担当部門が原料メーカーや産地を定期的に巡回し、品質管理が適切に行われているか、トレースができているかなどを確認しています。
また、行政や各国の情報を収集し迅速に対応できる体制をとっています。使用する原料については必ず原料メーカーから原料規格書を入手し、現地確認とあわせて日本国内の法令に適合していることを確認しています。

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Q.輸入原料の農薬については、どのように管理していますか。
A.原料メーカーから原料規格書を入手するとともに、残留農薬等のポジティブリスト制度基準に適合していることを事前に確認しています。使用する原料ごとに、農薬の種類や使用方法、管理方法、トレースなどを産地まで遡って確認しています。
また、弊社の分析専門部門では、専用の分析装置を完備しており、定期的な自主検査で安全性を確認しています。

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Q.中国産原料を使っていますか。
A.商品によっては中国産原料を使用することもあります。
中国産に限らず、使用している全ての国内外の原材は、産地や生産工場を定期的に訪問し、監査・確認を継続しております。
また、原材料の使用に際しては、それぞれの原料特性に応じた厳しい自主管理基準を設け、合致していることを確認しています。