やさしい献立（介護食）などに関するQ&A

加齢や病気、怪我が原因となり、「かむ力、飲み込む力」が弱くなることがあります。
「やさしい献立」は、区分ごとにやわらかさに配慮し、とろみをつけてまとまりをもたせることで食べやすく仕上げた「やわらか食」です。
食べづらくなると不足しがちな、たんぱく質やカルシウム、食物繊維、水分などの成分にも配慮しています。

毎日の介護食としてだけでなく、さまざまなシーンでご利用いただけます。

・おかずにもう一品プラスしたいとき

・歯の治療中

・体調が気になるとき

・非常時・災害時

・料理する時間がないとき

やわらかさやとろみの異なる４つの区分のお食事と、とろみ調整の食品を、50種類以上の豊富なラインアップでご用意しています。

かむ力・飲み込む力に応じてお選びください。

商品ラインアップは、下記よりご覧ください。また、カタログをダウンロードして印刷することも可能です。

レトルト食品はすべて調理済ですので、温めなくても召しあがれますが、温めるとより一層おいしく召しあがれます。

また、ごはんやおじやは、冷えるとでんぷんの老化により喉づまりを起こすおそれがありますので、温めてから召しあがることをおすすめします。 そのまま召しあがる際は、よくほぐしてから召しあがってください。

かむ力、飲み込む力が弱くなると食が細くなる傾向があります。そのような方にも無理なく、おいしく召しあがっていただける量に設定していますので、日々の献立の一部としてご利用ください。
不足する栄養を補うためには、栄養補助食品などを合わせてご利用いただくことをおすすめします。

各商品に表示している食塩相当量を参考に、主治医の指示にしたがってご利用ください。
なお、特に指示がない場合は、厚生労働省が策定している「日本人の食事摂取基準」を参考に、１日に摂取する食塩量を６ｇ未満とすることを推奨致します。（日本高血圧学会も推奨）

食が細くなっても、「香り」や「彩り」で食べたい気持ちが盛り上がることがあります。
「やさしい献立」は、そのまま1品として召しあがっていただくほか、自宅にある素材にかけたり、和えたりすることで一層食欲がわくメニューに変身し、栄養も強化することができます。

下記のイラストのように開封していただくと開けやすくなりますのでお試しください。　
※袋のフチで手を切らないようにご注意ください。

①パウチの上部を指ではさみ、なぞって中身を下に移動させる

※開ける時のとびはねを軽減できます

②上部を切り取る

※「あけくち」に近い位置を持つと開けやすくなります

※水平方向にひっぱるようにすると、真っ直ぐ切りやすくなります

※最後まで開けきると、手等を汚さずきれいに出せます

③器に盛りつける

※縦半分に折って絞り出すとうまく出しきれます

開封せずに、温めた後に速やかに冷ました場合、保存することは可能です。ご使用の際に、再度温めて召しあがってください。ただし、高温で長時間経過していたり、何度も繰り返し加熱すると品質の劣化につながります。

味覚・消化機能の未発達な乳幼児向けのベビーフードとは異なり、以下のような特徴があります。
（１）塩分がベビーフードより高いものが多い（１％前後）
（２）具材の大きさや固さが乳幼児向けではないものがある　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（３）だしや薬味など、味のメリハリが強い　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（４）不足しがちな栄養素が強化されているものもある

一度に食べきれない場合は、あらかじめ清潔なスプーンを使用して食べきれる量を取り分け、袋に残ったものはあけくちをクリップ等で止めるなどして、すぐに冷蔵庫に保管し、開封後24時間を目安に召しあがってください。

冷蔵した場合、でんぷんが老化して口当たりが悪くなりますので、特に嚥下機能が低下している場合は、少し温めてから召しあがることをおすすめします。

冷凍すると、解凍した際に食感が変わってしまう可能性があるため、おすすめ致しません。

全国のスーパー、ドラッグストア、通信販売などでお買い求めいただけます。
お客様相談室にお問合せいただければ、お住まいのお近くの販売店をご案内致します。

食が細くなり、かたいものや食べにくいものを避けるようになると、栄養的には、たんぱく質や食物繊維、カルシウム、水分等、身体にとって必要な成分が不足しがちになります。
また、食べる力が弱まると、誤嚥（間違って食べ物が気管に入ってしまうこと）したり、それが原因となって肺炎を起こす例が多く報告されています。特に水分等さらっとした液体は誤嚥しやすく、とろみをつけたり、ゼリー状にするなどの工夫が必要です。
食事においては、適度なとろみでまとまりがあること、食べる力に応じて適度な大きさややわらかさになっていること、などが大切なポイントです。
「やさしい献立」シリーズでは、かたいもの、食べにくいものでも食べやすいように、適度な大きさにしてやわらかく仕上げています。
専門家の監修のもと、わかりやすくまとめたページをご覧ください。

1日の水分摂取量のうち、半量は食事中に含まれる水分より供給されます。食べる力が弱くなると、食事摂取量が減少するため、水分補給が低下します。また、加齢に伴い水や電解質を調節する機能が低下したり、口渇感を感じにくくなることがあるため、こまめな水分補給が必要です。なかには、頻尿や失禁に気遣い、水分摂取を制限する方もいます。尿量を考慮しながら1000～1300ｍLを目安に補給するのがよいとされています。
専門家の監修のもと、わかりやすくまとめたページをご覧ください。

とろみファインは、えん下（飲み込み）を容易にし、誤えんを防ぐことを目的にした食品です。

えん下が難しい方のとろみの調整に適しており、水・お茶・濃厚流動食を飲み込みやすく、食事をまとまりやすくします。

100ml以上の飲料に一度に加え、粉が分散するようにスプーンですぐにかき混ぜはじめ、15～20秒しっかり撹拌してください。しばらく置いていただくととろみがつきます。

とろみがつくまでの時間は飲料によって異なります。