味がしみやすい大根の切り方をご紹介。煮込む前に炒めることで仕上がりがぐっと変わります。
- 調理時間 40分
- エネルギー 421kcal
- 食塩相当量 3.1g
- 野菜摂取量 161g
※エネルギー・食塩相当量・野菜摂取量は1人分の値
材料(2人分)
大根(中央部) | 1/4本 | 300g |
---|---|---|
豚ばら肉(焼き肉用) | 150g | |
しょうが | 1かけ | |
ごま油 | 小さじ2 |
A 水 | 150ml | |
---|---|---|
A 顆粒和風だし | 小さじ 1/2 |
|
A 酒 | 大さじ2 | |
A 砂糖 | 大さじ 1.5 |
|
しょうゆ | 大さじ2 | |
小ねぎ | 適量 |
作り方
1下ごしらえをする
・大根は、皮を厚めにむいて1.5㎝の厚さの半月切りにする。
・豚ばら肉は4㎝幅に切る。
・しょうがはせん切りにする。
・小ねぎは小口切りにする。
調理のポイント
大根の皮を厚めにむく理由は、皮のすぐ内側にある筋っぽい部分が、火が通りにくいからです。この部分を取り除くと、早くやわらかくなります。
おいしさのポイント
大根の中央部は、甘みと辛みのバランスがよく、上部に比べて水分が少ないので、味がしみこみやすく煮物に向いています。
大根を1.5cmの厚さの半月切りにすると、味がしみやすく、大根の食感も楽しめます。
豚肉は大根の大きさとのバランスがよい、焼き肉用などの5~7mmの厚めがおすすめです。
さらにおいしく!
豚ばら肉は、塊を一口大に切ると食べ応えがあります。
短時間で仕上げたい場合は、火が通りやすく味がしみやすいように、大根は薄めのいちょう切りにし、豚肉は薄切りを使いましょう。
2豚ばら肉を炒める
フライパンに、ごま油としょうがを入れて中火にかけて炒め、香りが立ってきたら、豚ばら肉を入れ白くなるまで炒める。
おいしさのポイント
しょうがには香辛性物質が含まれていて、肉のタンパク質とくっついて臭いを消してくれます。さらに、しょうが自体の香りが豚肉の香りを包んで気にならなくさせるマスキング効果があります。
3大根を炒める
2のフライパンに大根を入れ、中火で炒める。
調理のポイント
大根は、たえず動かして炒めるというより、時々菜ばしでかえしながら、焼きつけるような感じでふちが透き通り少し焦げ目がつくまで炒めましょう。味がよくしみこみます。
4大根がやわらかくなるまで煮る
3のフライパンにAを入れ、大根が煮汁につかるように沈め、ふたをする。
沸騰したら弱火にし、大根がやわらかくなるまで10分くらい煮る。
調理のポイント
煮物を調味するときは、最初に「砂糖」を入れます。砂糖の分子は大きく、食材に浸透するまでに時間がかかるためです。また、砂糖は食材をやわらかくし、他の調味料が食材へしみこみやすくする働きがあります。
「酒」には食材の臭みを消す働きがあるため、早めに入れることで風味豊かに仕上げることができます。
煮汁を加える前にフライパンの脂をキッチンペーパーでふき取ると、あっさりとした仕上がりに、ふき取らなければこってりと仕上がります。
竹串をさしてみて、スッと中まで通ったら大根が中心までやわらかく煮えています。
5しょうゆを加え、煮込む
しょうゆを加え、弱火と中火の中間くらいで、ふたをしてさらに煮汁がしみ込むまで10分くらい煮込む。
調理のポイント
しょうゆの風味をいかすために、後半に入れてあまり加熱しすぎないようにします。
6仕上げる
ふたをとり、フライパンをゆすりながら水分が少なくなるまで(1cmくらい)2分くらい中火で煮詰める。器に盛り小ねぎをちらす。
おいしさのポイント
煮物は煮汁が冷めていく過程で味がしみていきます。時間に余裕があるときは、事前に作っておき食べるときに温めなおすとより味のしみた大根が味わえます。
小ねぎをちらすと、彩りよく味のアクセントになります。
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