お湯からゆでて半熟から固ゆでまで理想の固さに!
ゆで卵の基本レシピ

知ってるようで意外と知らない「ゆで卵」の作り方。半熟ゆで卵、固ゆで卵を上手につくるコツをご紹介します。

  • 調理時間 16分
  • エネルギー 77kcal
  • 食塩相当量 0.2g
  • 野菜摂取量 0.0g

※エネルギー・食塩相当量・野菜摂取量は1人分の値

材料(2人分)

卵(Mサイズ)
※冷蔵庫から取り出した直後の卵
2個 100g
分量外:酢 大さじ1、塩 小さじ1/3

作り方

1お湯を沸かし、卵を準備

卵がしっかり浸かるくらいのお湯を沸騰させる。卵を入れる直前に、酢大さじ1、塩小さじ1/3を加える。

調理のポイント

卵の白身を漏れ出しにくく

殻が割れて白身が漏れるのを防ぐため、卵の主成分であるたんぱく質を凝固させる働きがある酢と塩を加えます。
酢も塩も少量なので、卵に味がつくことはありません。

常温にもどさず、冷蔵庫から出したての卵を使う

常温は季節によって温度が異なりますが、冷蔵庫の卵は温度がいつも一定しているため、毎回思った通りの固さに仕上げることができます。

卵をむきやすくするために、殻にヒビや小さな穴を入れます。

卵には、とがった方と、カーブのゆるやかな方があります。
カーブのゆるやかな方には、「気室」という空洞があるので、少々の穴やひびでは中身がもれません。この部分に、画びょうなどで穴をあけるか、スプーンの背などでやさしくヒビを入れてください。小さな穴やひびを入れることで、ゆでている間に炭酸ガスが抜け、殻がむけやすくなります。

2卵をゆでる

冷蔵庫から取り出した直後の卵をおたまなどを使って割れないようにそっと入れて、好みの時間ゆでる。
卵のゆで時間
※8分(半熟)、11分(やや固ゆで)
卵がぶつかって割れないように、火力は湯がボコボコ沸騰しない程度をキープする。

調理のポイント

水からでなくお湯からゆでます

卵を水からゆでる方法だと、鍋の大きさや水の量によってお湯が沸騰するまでの時間が異なるため、同じ時間ゆでていても、仕上がりがバラバラになりがちです。
沸騰した後に卵を入れると、鍋や水量の違いに左右されないため、毎回思った通りの固さに仕上がります。

卵の黄身を中心にもってくるには

ゆで始めてから最初の2分間、菜箸などでゆっくり卵を回すと、殻の中で黄身が片側だけに寄ることを防ぎ、黄身が真ん中に固定されやすくなります。
鮮度がよいと卵白に弾力があるために、卵黄が中心にしやすくなります。

3卵を冷やす

好みのゆで時間になったら火を止め、冷水にとり急冷する。

調理のポイント

冷水にとる理由

殻が急激に冷えることで、中身から出てきた水蒸気が冷やされて、殻と中身の間に水がたまり、殻と中身が収縮してズレるためむきやすくなります。
冷水にとることで黄身の中心に残っている熱をとり、好みの固さに仕上げます。

4ひびをいれる

完全に冷めたら、卵の丸い部分を平らなところに軽く打ちつけるか、スプーンの背で軽くたたいて細かいひびをいれる。

5殻をむく

ボウルにためた水または流水の中で、薄皮と白身の間に水を入れるようにして、殻を少しずつむいていく。

調理のポイント

水の中で殻をむきます

割れ目から水が浸透して、殻と中身の間にしみ込み、滑りがよくなるので殻がはがしやすくなります。

  • [ゆで時間 8分(半熟)]

  • [ゆで時間 11分(やや固ゆで)]

  • [ゆで時間 13分(固ゆで)]

卵のゆで時間

ゆで時間による仕上がりを詳しくご紹介。
6分ゆでた半熟卵から、13分の固ゆで卵まで、ゆで時間とゆで具合の目安を写真で解説します。

まとめて押さえておきたい!
卵料理の基本レシピ

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