ふんわり仕上げるコツが分かる
だし巻き卵の基本レシピ

ふんわりおいしい「だし巻き卵」の基本レシピ。卵の溶き方と巻き方をご紹介。

  • 調理時間 10分
  • エネルギー 99kcal
  • 食塩相当量 1.0g
  • 野菜摂取量 0.0g

※エネルギー・食塩相当量・野菜摂取量は1人分の値

材料(2人分)

卵(Mサイズ) 2個 100g
A 顆粒和風だし 小さじ
1/5
A 水 45ml
A うすくちしょうゆ 小さじ
1/2
A 砂糖 小さじ
1/4
少々
サラダ油 適量

※(A)の代わりに白だし小さじ1+水45mlでも同様に作れます。

作り方

1卵を溶く

ボウルに卵を割り入れ、箸で卵白を切るように溶く。Aを加えて混ぜ合わせる。

調理のポイント

卵の上手な割り方のコツ

卵を割るときは、平らな面に打ちつけてひびをいれます。角で割ってしまうと、細かい殻が卵の中に入ってしまうことがあります。

卵の溶き方のコツ

卵をかき混ぜるときに、クリームを泡立てるように空気を入れ込んでしまうと、巻きにくくなり、きめが粗い仕上がりになってしまいます。
菜箸の先をボウルの底につけたまま、卵白を切るように動かし、卵黄と卵白を均一に混ぜると、焼き上がりがきれいです。
少し手間がかかりますが、ざるに入れて2回ほどこすと仕上がりがきれいになります。

だしの量

だしの量が多いほど、ふわふわに仕上がりますが、巻きづらくもなります。好みで調整してください。材料の、顆粒和風だし小さじ1/5、水45mlの部分を、顆粒和風だし小さじ1/4、水60mlまで増やしてもOKです。

2フライパンを熱する

小さな容器にサラダ油を入れ、小さく折りたたんだキッチンペーパーを浸けておく。
卵焼き器を中火にかけ、油を含んだキッチンペーパーで油をなじませる。かすかに煙が出るくらいまで中火で熱する。

調理のポイント

中~強火で高温を保つことが大切

だし巻き卵は、卵焼き器をよく温め、中火で短時間で焼きます。
焼くときの卵液の温度が100℃以上だと、卵中を自由に動ける水分が瞬時に蒸発し、同時にたんぱく質が凝固するので、きめ細かい仕上がりになります。

3卵液を入れて巻く

中火のままで、1/3の量の卵液を流し入れ全体に広げる。
気泡ができたら菜箸でつぶし、半熟状になったら奥から手前に卵を巻く。

調理のポイント

巻くときのコツ

卵を菜箸で巻くのではなく、卵焼き器を下45度から上45度に持ち上げるイメージで、弧を描くように動かすのがコツです。

ふんわり仕上げるコツ

卵焼きよりも若干半熟で巻いて、焼き終えてから余熱で固めると、ふんわりとやわらかい仕上がりになります。

だし(水分)を加えているため、卵の生地が少しゆるく、1回目はきれいに巻けない場合がありますが、そのまま続けて問題ありません。2回目以降は巻きやすくなります。また、「だし巻き卵」は「卵焼き」よりも層がつきにくいので、最後の巻きがきれいにできれば、全体の仕上がりもきれいです。

「だし巻き卵」は、「卵焼き」よりも調味料が少なく焦げつきにくいので、慣れないうちは巻くときに少し火を弱め、あわてずゆっくり巻いてください。巻きが太くなって巻きにくい時はフライ返しを使うと巻きやすいです。

4油を塗る

巻き終わったら奥にずらし、2のキッチンペーパーで油を塗り、巻いた卵を持ち上げて下にも塗る。

調理のポイント

油を毎回補充します

焦げつかないようにするために、卵液を入れる前に油を含ませたペーパータオルで、毎回補充しましょう。

5卵液を入れて巻く

再び卵液を1/3量流し入れ、全体に広げ、巻いた卵を少し浮かせて下にも流し入れる。
半熟状になったら奥から手前に巻いていき、再び奥に移す。

6繰り返す

もう一度、4(油を塗る)5(卵液を入れて巻く)を繰り返す。

7形を整える

焼き上がったらキッチンペーパーの上に取り出して巻き、しばらく落ち着かせたら食べやすい大きさに切って器に盛りつける。

調理のポイント

美しい仕上げ方

巻きすがある場合は、焼きあがった卵焼きを巻きすにとり、形が落ち着くまで置いておくと、巻きすの模様がつき、きれいな形に仕上がります。

おいしさのポイント

だし巻き卵を食べる際は、大根おろしを添え、しょうゆをかけてもおいしくいただけます。

[卵焼き器について]

卵焼き専門の道具。フッ素樹脂加工、鉄製、銅製などがあり、サイズもさまざまです。
フッ素樹脂加工のものは、卵がくっつきにくいので、最小限の油で焼くことができます。昔ながらの銅製のものは、熱をすばやく伝えるので、香ばしくふんわりと焼きあがります。
卵焼き器がない場合は、直径20㎝のフライパンでも同じように作れます。


まとめて押さえておきたい!
卵料理の基本レシピ

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